外国要人をテロリストが・・・!駅構内で訓練警視庁(16/04/20)ANNnewsCHより

これまで護身術は

“誰でも短期間で簡単に身につけられるものでなければならない”

と言われてきました。

誰がそんな事を言い出したのか知りませんが
私はこの説を完全に否定します。


「護身術」を言葉で表現すると武道的な感覚になります。

でも護身術の目的は

“護身術は暴漢などから自分や他人の生命、
  身体を守るための知識や技術”


なのです。

ちょっとあなたに質問をしますね。

過去に顔も知らない人間から


①暴力を振るわれた経験がありますか?
②殴り合いの喧嘩をした経験がありますか?
③ガラの悪い複数の男達から因縁をつけられた経験はありますか?



もしないと言う人は想像して下さい!

仮に護身格闘術以外の護身術を習っていたと仮定して

あなたが普通に街を歩いていた時
すれ違ったガラの悪い男達の一人が突然!


「コラテメェ!今、俺の顔見てニヤついたろ」


と、まったく身に覚えがないのに因縁をつけられたらどうしますか?


しかも完全に相手が勘違いして
本気になって怒り狂い髪の毛を掴まれた!


さぁあなたは習った護身術で対処できますか?


どうでしょう??
つまり綺麗事ではないのです。

現実で起こる喧嘩や恐喝、通り魔や薬物依存者の異常行動などは、ただの“恐怖”でしかないのです。とにかく“心が恐怖で支配され体が硬直して動けなくなる”のが現実の世界なのです。


だから誰でも短期間で簡単に身につけられる
武道的な感覚で護身術を捉えるのは大変危険なのです。

熊本地震で被災をしました


私は2016年4月14日、16日の2回も大きな地震を経験しました。熊本は大きな地震は起きないと信じられていました。

しかしその根拠のない安全神話はもろくも一瞬で崩れてしまいました。



私は震災前から地震や火災に対する備えも万全にしていました。


しかし突然襲った大地震に一瞬何が起こったのか?理解できませんでした。あまりにも大きな揺れで体が左右に行ったり来たりして逃げだすこともできなかったのです。


私はその時、入浴中だったので
洗面イスを頭にカバーして風呂場のドアを開き
なんとか湯船の中に飛び込み
とにかく揺れが小さくなるのを待つ以外にありませんでした。

大洗町の奇跡

東日本大震災で津波被害ゼロだった
“大洗町の奇跡”と言う話しを聞いたことがありますか?



「緊急避難命令、緊急避難命令、至急高台に避難せよ!」





2011年3月11日東日本大震災で大津波警報が出された時、防災災害無線放送で住民に避難を呼びかけた言葉です。

東日本大震災では多数の死者・行方不明者を出しました。しかし大洗町では津波による死者は奇跡的に1人も出なかったのです。

その要因が「至急高台に避難せよ!」という緊迫感のある命令口調による防災無線の呼びかけと全町民で取り組んでいた定期的な避難訓練!

そして常日頃の防災意識の高さによるものと言われています。


私も被災をしてハッキリ気づきました。
常日頃から防災意識を高めておくことと備え(事前準備)、そして定期的に繰り返す訓練を怠らないことがなによりも大事だと実感しました。

護身術も定期的な訓練が大事

地震や津波は“予期せぬ出来事”です。
これと同じく喧嘩や暴漢、通り魔も“予期せぬ出来事”です。



だから護身術も防災訓練と同じ!


常日頃から防犯意識を高めておくことと備え(事前準備)、そして定期的に繰り返す訓練を怠らないことがなによりも大事です。


このような考えから
護身格闘術では練習や稽古とは言いません。
“訓練”として捉えています。

何度も繰り返しますが、
護身術は決して「誰でも短期間で簡単に身につけられる」ものではないと言う事を理解してほしいです。

護身格闘術の習得比率

予期せぬトラブルや危機的な状況に
巻き込まれたり巻き込まれそうになった時
自分や大切な人の命・体を守るために
多少の怪我をしても負わせても最後まで逃げ切る


そのために必要な知識や技術を習得するための比率があります。

①知識
事前準備と心構え:7割

②技術

「もし!こうなったらどうするか?」
と言う対処技術:2割

③最後の1割は運

これが実際に暴力トラブルの経験値から導き出した
習得比率です。

対処技術について

当然ですが「もし!こうなったらどうするか?」と言う対処技術の訓練も行います。

但し格闘技や武道のような練習ではありません。警察官や自衛隊と同じような感覚です。警察や自衛隊は練習や稽古とは言いません。

・不審者対策訓練 
・テロ対策訓練 
・不法侵入訓練
・レンジャー訓練
・実弾射撃訓練

このように「○○○訓練」と表現します。


平成29年 沖縄県警察年頭視閲式 より)
このように警察や自衛隊のような訓練形式で民間人が直面する「イザ!」という場面を想定した訓練を行います。


だから稽古着や練習用ウエアなどでは行いません。普段着で行います。日常の格好です。
道場での訓練も行いますが、それは実践訓練の準備として行うのです。


実践訓練とは街に出て日常の中で行う訓練のことです。


もしその場に大切なこどもや奥さんがいたらどうしますか?



現実問題!

相手に怪我をさせようがこちらが傷つこうが生きてその場から離れなければならないのです。現場で綺麗事は通用しない!現実では相手が誰であろうが「やるかやられるか!」なのです。


護る意識だけではダメ!
「なんでもやってやる」と言う覚悟と行動ができなければ生還はできません。

だから攻撃力がなければ生還はできません。
その両面を兼ね備えた技術が護身格闘術なのです。