歯科医師刺傷事件が発生しました。
逮捕の学生は2本の刃物で切りつけたとのこと
岐阜県ではバーベキュー中の男性が隣人に刺され死亡したばかり!
今回の事件はどちらも刃物で襲った犯行です。
これについて私の見解をお話ししたいと思います。

記事はこちら
>>NHK NEWS WEB

~ニュースの概要~
歯科医師刺傷事件 逮捕の学生 殺意については否認 5月9日 20時01分

9日午前10時半ごろ東京・文京区の
東京医科歯科大学歯学部附属病院で
処置室にいた41歳の歯科医師の男性が
刃物で首などを切りつけられて大けがをし
警視庁は現場にいた日本医科大学医学部の
学生の渡邊祐介容疑者(30)を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
[NHK NEWS WEBから引用]

現実の暴力を正しく理解した指導者は皆無に等しい

今回の事件も突然乱入し切りつけると言う人が大勢いる中で起こりました。とくに岐阜の事件ではこども達の目の前で刺し殺すと言う残酷な犯行に及んでいます。

これは絶対にあってはならない事件です。

今回の事件を受け暴力対処術の指導者として
もっと多くの人々へ危機管理の重要性と護身術に対する正しい認識を持ってほしいと心から思いました。

護身術指導者の先生方にも正しい指導を心がけてほしいと願います。

せめて
「誰でも短期間で簡単に身につけられる!」
そんなうたい文句は絶対にやめてほしいです。

護身術は生半可に取り組まないこと

護身術を生半可に取り組むと大変危険です!!

私は再三訴えていますが相手が刃物を持っていたら「こうする・・あーする・・」と言う制圧法ばかりを重要視されていますがそれが一番危ないと言う事を認識してほしいです。

私は自身の体験をもとに教えています。 その上でハッキリ言えるのは「こうする・・あーする・・」と言う技は二の次だと言うことです!

その前の段階が重要なのです。
護身術は真剣に正しく訓練すること

私が特に重要視して教えているのは
危険な目に遭わないための“事前準備 ”と“心構え ”です。

(1)現実の暴力を確実に理解する
(2)ボケッと歩かない!常に考えて歩く  

 注意→予測→決断+行動
(3)被害に合わないタイプになる
(4)装備品を用意する
  ※外出用
  ※自宅用
  ※外から見通しの良い住まいづくり
(5)大声を出す訓練
(6)反射行動訓練
(7)危険人物を察知する訓練
(8)110番通報する訓練、してもらう訓練

このような事をしっかり熟知して事前準備を行い、
日々の心構えを作るのです。 その後に対処訓練を行うのです。

護身術は避難訓練と同じ位置づけ

防犯対策も地震や火災時の避難訓練と同じです。
事前準備をし定期的に訓練をしなければ
そう簡単に現実の暴力へ立ち向かうことなどできません。

ましてや刃物を持った相手に素手で立ち向かうなど・・絶対にしてはいけません。

刃物を持った人間を目にしたら
普通は必死になって逃げまどいます。

もし?自分や家族が標的にされたら

もし今回の岐阜の事件のように自分や家族を標的にされ、こどもや女性がいてどうしても取り押さえる必要がある場合は

こども達を先に逃がし110番させます。

これは私が特に注意させていることですが

仮に刃物を隠し持っていたとしても
相手の表情や言動、両手の位置などを見て判断しなければなりません。

ポケットに手を突っ込んでいたり後ろ手にしている場合は特に注意が必要で何かを持っていると決めつけて行動しなければならないのです。

そして最悪の状況を見据えて
「相手とやる!」覚悟を決めなければなりません。

傘でもイスでもなんでもいいので持って
飲みかけのビールやジュースでもいいので
相手の顔にぶっかけてから持っている刃物を叩き落とす。

怪我をしようがさせようが無我夢中で刃物を叩き落とすまで諦めずにやる事!

叩き落としたらイスとかで大人しくなるまで必死になって殴り続ける!結局、家族を守るためにはやられるわけにはいかないのです。

目の前の脅威を鎮圧させなければ家族が犠牲になります。綺麗事ではありません。大切な人を守るためには戦い続ける必要があるのです。

そして戦意喪失させたら両手を後ろにしてベルトでもいいから縛る。

その上で警察官の到着を待つのです。

警察を信じすぎるのも危険!?

ここでもう一つ!警察官の到着を当てにしていてはダメですよ!

これは私も経験がありますが、110番通報して結局いつまで経っても来なかったことが二度あります。

だから110番が繋がったら緊迫した状況を伝えながら「早く来てくれ!」と警察官が実際に来るまで電話を切ってはなりません。

そしてもう一つ注意しなければならないのは

必ずしも相手に対してこのパターンと言う形は存在しません。それが現実の世界です。

多少の傷を負っても負わせても
確実に逃げ切らなきゃならないのです。
それまではどんなことがあってもやるしかないのです。

ちょっと熱くなりましたが
暴力と言うのはただの“恐怖”でしかありません。

そう簡単に巷で見かける護身術など使えません!

相手がこう来たら「こうする・・あーする・・」と言う技を使おうと言う認識は危険なんです。

だから武道や格闘技のような感覚、ドラマや映画のようなアクション的な感覚で護身術を教えてはならないです。

あまりにもそのように誤った護身術を指導する方々が増えすぎています。

決してカッコ良さに拘ってはいけません。

しっかりと経験値をもとに正しい
危機管理を指導できる指導者から学ぶべきです。